実際に広州に赴任するとなると、新しい生活や仕事にスムーズに適応するための準備が欠かせません。
実際に、現地に到着してから生活が安定するまで、約2ヶ月から3ヶ月はかかります。
生活を始める前に、しっかりとした準備をすることで赴任後のストレスを軽減し、快適なスタートを切ることができます。
住居の手配、現地の生活情報まで、押さえておくべきポイントをご紹介します。
物件・居住関係
物件の選び方
流れとしては、仲介の不動産会社の所持物件を内見し、案内された物件から自分の理想と近い物件を探します。
気に入った物件があれば、不動産の担当者に連絡し、居住手続きを進めます。
広州は家具付き物件がほとんどで、自身で家具を買う必要はありません。
ただ、同じ物件を他の日本人にも紹介しているので、気に入った物件があれば早めに担当者に連絡をしないと、確約できない場合があります。
日本にいる際に、事前に住宅情報をもらえる場合もありますので、会社に確認してみてください。
居住サポート内容
会社が提携している居住エージェントがいますので、そこの各担当者と連絡を取ります。
サポート内容としては、家具家電・日用品、日本に持って帰らないけど今は必要な物は基本的に準備してくれます。
(変圧器・ベビーベット・空気清浄機・ウォーターサーバー、Wi-Fiなど)
その他、携帯SIMの購入や銀行開設まで、日本語を話せる中国人スタッフが同行し、細かくサポートしてくれます。
※携帯SIMなどの個人情報関連は当たり前ですが実費です。
また、ハウスキーパーも週2回お掃除に来てくれます。
インターネット関係
可能な限り、現地到着後すぐにSIM購入をすることをオススメします。
(会社から支給されている携帯がある場合は、携帯決済ができるか要確認)
というのも、広州はどの場所でも携帯の決済が主流だからです。
クレジットカードが使えないお店もありますので要注意です。
私も、現地到着してから1週間以内に購入しました!!
携帯Sim
中国には大手キャリアの携帯会社があります。
- 中国电信
- 中国联通 (南)に多い携帯会社
- 中国移动 (北)に多い携帯会社
中国电信は、中国全般で比較的大手有名どころの会社です。
ネットの繋がりやすさと料金が良いとのことで、現地の人に「中国电信」をオススメしてもらい、私は一番安いプランを使っていました。
プラン内容は、容量10GB・国内通話200分まで・5Gで月々59元(日本円で1200円ぐらい)です。
居住アパートにWi-Fiがついていたので、上記プランでも使いきれないぐらいでした。
アプリ
中国では、LINE・Googleマップ・safariなどの日本で使えるアプリは使用不可です。
そのかわり、中国用のアプリがあります。
- LINE → Wechat
- Googleマップ → 高德地图
- Instagram → 小红书
- 支払いアプリ → Alipay
WechatはLINEのような機能だけでなく、支払い時も使用するので、インストール必須のアプリです。
また調べものをする場合は、基本的にsafariを使用しますが、VPNに繋がないと使用できませんので、日本にいる際に準備しておくと良いでしょう。
※VPNに繋げば、日本で使用していたアプリは使えます。
食料品・生活用品
ネットスーパーの購入がほとんどですが、店舗があるスーパーは実際に商品を見て購入することも可能です。
食料品/日用品系のアプリ
- 盒马(フーマ)店舗あり
- 朴朴(プープー)店舗なし
- 美团(メイトゥアン)店舗なし
- 永旺(AEON)店舗あり
注文してから30分〜1時間以内に、玄関先まで届けてくれます。
生活品/洋服系のアプリ
- 淘宝(タオバオ)
洋服は淘宝で購入するか、実際にお店に行きます。
広州は日本企業が多い都市なので、イオンや日本食屋があります。
日本の調味料などは、イオンや高級スーパーへ行ったほうが手に入りやすいです。
特に、中国にとって馴染みの少ない物(乾燥ワカメや中濃ソース)は高級スーパーで購入できます。
外食・デリバリー
日本企業が多い都市なので、日本食屋やチェーン店がいっぱいあります。
(サイゼリア、すき家、シャトレーゼなど)
デリバリーも日本よりは安いです。
日本食は比較的高い外食になりますが、それでも運送費込みで80元〜120元ぐらい。(日本円で2500円ほど)
地元の料理であれば8元〜20元ほどでお腹いっぱい食べられます。
番外編
外出する際は、ティッシュとトイレットペーパーを持参する必要があります。
基本的に店舗のトイレにトイレットペーパーは無く、飲食店にティッシュは置いてありません。
日本の感覚で入ると大惨事になりますのでお気をつけください。