この記事では、セミナー受講で実績を作る方法から失業認定申告書の書き方まで、一通りの流れを解説していきます。
セミナー受講で実績を作るには?
まず、失業手当の受給を受けるには、次回認定日の前日までに2回以上の求職活動実績が必要です。
【セミナーを求職活動実績とするときの注意点】
- 同日のセミナーは数回参加しても1回分
- 同じ内容のセミナーは数回参加しても1回分
- 参加証明書が発行されている場合は必ずもらう
失業認定申告書には、セミナーの日付や講義名を記載します。その際、同日のセミナーや同じ内容のセミナーは数回参加しても1回分しかカウントしかされません。
失業認定申告書にセミナーの参加証明書を添付する必要はありませんが、ハローワークから確認されたときのために、参加証明書は必ずもらっておきましょう。民間主催のセミナーの場合は、参加証明書を発行している事が少ないため、「申し込み完了メール」や、参加後に送られてくる「イベント参加のお礼メール」をとっておく事をオススメします。
認定日当日に、本当に受講したかどうか細かく確認される事はないですが、万が一確認された場合に、証拠として残しておく方が安心です。
セミナー実績の作り方
求職活動において、ハローワークが認定しているセミナーは以下の通りです。
ハローワークインターネッサービスより抜粋
- ハローワークが行う、職業相談、職業紹介等を受けたこと、各種講習、セミナーの受講など
- 許可・届出のある民間機関(民間職業紹介機関、労働者派遣機関)が行う、職業相談、職業紹介等を受けたこと、求職活動方法等を指導するセミナー等の受講など
- 公的機関等((独)高齢・障害・求職者雇用支援機構、地方自治体、求人情報提供会社、新聞社等)が実施する職業相談等を受けたこと、各種講習・セミナー、個別相談ができる企業説明会等の受講、参加など
管轄のハローワークによりますが、無料で参加できる講習やセミナーを行っている場合があります。会場まで近く、行けるようであれば参加することが得策でしょう。
ここでは、実際に私が受講していたセミナーをご紹介します。
- Doda 転職イベント・セミナー情報
セミナーの種類や数が多いのはもちろんのこと、業種別によってセミナーを受講できます。専属のキャリアアドバイザーや、現役採用担当者が講師として講義をしているので、内容が濃く為になる話が盛りだくさんです。
私もいくつかセミナーを受講してみて、今までの情報は知っていた”つもり”で、採用担当者の視点に立って理解していなかったと感じる部分が多くありました。
「働くあり方」などのキャリアビジョンも開催されていますので、失業保険の実績を作る以外にも学ぶ機会に最適です。
- リクルート エージェント
通常は、セミナーは日時開催のLive配信で終了してしまいますが、リクルートエージェントは期間中であればアーカイブ配信で見られます。
このアーカイブ配信ですが、転職メディアでは中々ないので、かなり利用させていただきました。隙間時間や自由な時間に見られるのは魅力的です。
また、50代・60代のシニア世代向けのセミナーも開催しており、幅広く情報が得られます。
- マイナビジョブ20’s
ターゲットが20’sということもあり「第2新卒向け」や「卒業後の就職・準備セミナー」などが随時開催されています。
地域別にセミナーが開催されているため、地方で働きたい人で情報収集や相談をしたい方はオススメです。
セミナー内容についての注意点
受講するセミナーで気をつけてほしいのが、求職活動に沿った内容のセミナーであるということです。
講義名の例として、「自己PRのつくり方」「求人票の見方」「面接対策」「履歴書・職務履歴書の書き方」などです。
講義名により、求職活動と関係ないと判断されたセミナーは、求職活動実績としてみなされない場合がありますので、注意してください。
失業認定申告書 実績の書き方
失業認定申告書の書き方をご説明していきます。必ず黒のボールペンで記入しましょう。フリクションなどの消えるタイプはNGです。
まず、私の貰った失業認定申告書は、下記のように赤字と青字で既に記入されている用紙で渡されました。
通常の白紙の状態は、厚生労働省失業認定申告書をご参考ください。
セミナー受講のみの場合
求職活動においてセミナーを2回受講した際は、以下のように記載します。
まず、必ず(ア)に○をし、(イ)の職業紹介事業者による派遣就業相談等に○をつけます。
活動日は、セミナーを受講した日程で記載しましょう。求職活動の内容としては、セミナーを受講した旨と講義名を記載すれば問題ありません。
また、認定日当日に記入漏れがあった場合は、ハローワークの担当者が優しく教えてくださいます。ですので、実績の書き方については、「活動日・名称・内容」の3点を記載していれば、すんなり認定が終わります。
詳細参考:厚生労働省 失業認定申告書の書き方
最後に
セミナー受講で実績を作る方法から失業認定申告書の書き方までをご紹介しました。
失業保険の受給を経て、毎月の実績作りに勤しむのは意外と大変なものです。
他の実績のつくり方などもありますので、ぜひ参考にしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。