毎年話題になる新入社員。特に令和以降の新入社員はコロナ禍もあり、大きく左右された世代です。
では、今年の新入社員はそうだったけど…それぞれの年代の新入社員にはどのような特徴があるのでしょうか?
平成26〜の新入社員 タイプ一覧
H26(2014年) 自動ブレーキ型
知識豊富で敏感。就職活動も手堅く進め、内定を得ると壁にぶつかる前に活動を終了。何事も安全運転傾向がある。人を傷つけない安心感はあるが、どこか馬不足との声も。どんな環境にでも自在に運転できるようになるには高感度センサーを活用した指導、育成が必要。
H30(2018年) SNSを駆使するチームパシュートタイプ
オリンピックで金メダルを獲得した女子チームパシュート。3人が順序を入れ替えながらリンクを疾走する姿が記憶に残る。今春の新入社員は、ここ数年続く売り手市場傾向を追い風にスピーディーに就職活動を終えることができた。ひところの就職「氷」河期とは様変わりである。とはいうものの、学生にとって就活は学生時代の一大事業であることに変わりはない。少数の仲間同士でSNSを活用し、綿密な情報交換で協力関係を構築し、内定というゴールをめざした。就活は短期決戦だったが、入社すればおよそ40年もの長期戦である。自分なりのテーマをもって仕事をする努力を怠れば周回遅れも。
R3年(2021年) 仲間が恋しいソロキャンプタイプ
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて状況が一変するなか、オンラインでつながりつつも、不安で孤独な就職活動を行うこととなった。初めてだらけのソロキャンプのように、まごつくことも多かったが、気持ちを切り替え、工夫し、たくましくなった。自由さ・気楽さという魅力に気づいた人もいる。しかし、一方で、仲間への恋しさも募っている。
他の年代別新入社員の特徴は下記に詳細が載っています。
令和版 新入社員の特徴
人事労働分野の情報機関である産労総合研究所が2022年の新入社員のタイプを発表しました。
その特徴とは…
「新感覚の二刀流タイプ」
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、大学・後半期にさまざまな活動制限を受けた今年の新入社員。インターンシップや就職活動を、対面とオンラインの2つのスタイルで二刀流のようにこなして、入社式を迎えた。しかし、就活中に職場の雰囲気や仕事に関する情報が得にくかったこともあり、入社後は、思い描いていたイメージと実際とのギャップにとまどいそうだ。先輩社員は、これまでの新入社員とは異なる新感覚(オンライン慣れ、対面コミュニケーションの不慣れ、配属・勤務地へのこだわり、SDGsへの興味、タイムパフォーマンス志向等)や未熟にみえる言動を受け止めたうえで温かく交流し、1人ひとりをみつめた育成支援をしてほしい。との見解もあった。
参考:新入社員情報局
その中で、先輩社員や人事が頭を抱えている問題があるのも実情です。
その特徴3つをご紹介します。
令和版新入社員の困ったこと3つ
どこかズレている
会社組織の仕組みを表すものに、働きバチの法則というものがあります。
よく働くハチが2割、普通に働くハチが6割、働かないハチが2割の割合で集団を形成しているというものです。
人間社会の場合、下の2割は明らかに怠けているわけではなく、それなりに頑張っているのだけれど、どこかピントがずれていたり、会社の常識が通用せず迷走し続けるため、周囲が頭を抱えてしまうことも少なくありません。
組織の一員である意識が薄い
昨今の困ったちゃん社員は自分で動くには動くのですが、その方向や心持が会社や上司の思惑と違うことが問題です。事態をそのままにしておくことは、会社全体や他の社員のパフォーマンスに悪影響を及ぼしますが、そのことを理解していません。
近年ではこうした社員の言動が多くあるようです。
ひとつには、成果主義を取り入れる企業が増え、個人の成果が重視される社会で、私たちの意識は自分の仕事に注がれるため、仕事を通じた自己実現は目指すものの、組織内でのつながり感覚は薄まる一方です。
指示以上のことはしない
なんでもかんでも検索して自分では深く考えない癖がついていることにあります。 なんでもネットで検索するのが当たり前の人達は、表面的な知識は豊富です。そのため自分は物知りだと思い込んでおり、人の意見を聞かずに自分の解釈で物事を考える傾向があります。
表面的な「模範解答」「正解」を求める性質があり、自分で深く考える意欲は乏しい印象です。
周囲と意見が一緒かどうか、正しいかを確認して安心する傾向があります。
まとめ
どの時代にも新入社員は存在しているわけで、最近の新入社員は..と言われることは、もはや謳い文句みたいになっています。
ただ、令和以降に入社してきた新入社員の特徴や抱える問題はあながち間違ってはいないのかもしれません。
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